偽りのしあわせ
偽りのしあわせ
それを求めて彷徨う醜いその素性。
深夜、森を彷徨いながら、朝の日差しに眼を眩ませながら生きている。
日常がこうだ。
日常?
それがリアル。
考えてもみたら、森には獣が住み、雨露を凌げる小屋がひとつ。
いや、よく調べるといくつもある。
多少の設備はあるが、たいしたことはない。
そしてそこで何を行うのか。
犠牲も被害も何も感触すらも持ち合わせていない。
これが本当の姿だったと気付いたときにはすでに遅く、その自己嫌悪を紛らわせるように同じリズムを延々と続けていく。
漆黒の汚習は繰り返される
本能に、欲情に、全て偽りに包まれながらもその身をゆだね、
欲を受け入れ、そして自らを放ち生きてゆくことしか出来ない。
そんなありふれたはなし。
そしてとてつもなくくだらないはなし

